MESSAGE

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  マーガレット編集長
  勅使川原 崇

  今年、マーガレットは創刊60周年を迎えることが出来ました。これもひとえに、読者の皆様方の長きにわたるご声援と、情熱を注いだ作品をご執筆頂いた漫画家の先生方のおかげです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
  ひと口に60年と言っても、雑誌の体裁も、世の中に送り出してきた作品の内容も、時代の変遷にともない様々に変化してきました。でも、いつの時代にも共通して言えるのは、常に「女の子」の生き方に寄り添ってきたのが少女漫画だということです。
  今の時代は、戦争・疫病・格差・テロが蔓延し、21世紀に入って20年以上経過していながらも、まさに世紀末の様相を呈しているといっても過言ではありません。
  そんな社会不安に日々苛まれている読者の皆様に、ひとときの安らぎや、明日を生きる勇気、人を愛する喜びなどを、少しでもお送りできるよう、スタッフ一同今後とも邁進してまいります。これからも皆様のご声援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

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  別冊マーガレット編集長
  金上 大佑

  60年前、「好きな人と両想いになって結婚して家庭に入る」のが”幸せのひな型“の時代にうまれて以来、別マはその時代その時代の女の子の夢と理想の恋心をお届けしてきました。恋を取り巻く環境も60年もあれば、それはおおきく変わります。
  時がたって今、少女漫画は「恋人がいなくても幸せになれる」「結婚しなくてもいい」ともいわれる時代の中におかれています。
  とうぜん、幸せの形もさまざまです。でも、たとえ対象が身近な人でもアイドルでも2次元でもペットでも自分自身でも。「だれかを好きになる・恋する・愛する」気持ち自体は、誰にとっても共通で、いつの時代もきっと不変な、私たちの“明日を生きる原動力”です。
  だから別マはこれからも「好き」を軸に、「いま」の時代の空気と価値観とリンクした恋と青春のトキメキをお届けしていきます。いまの少女漫画読者さんはもちろん、恋にご興味ない縁がないという人にも「恋ってこんな素敵なの！？」って言われる作品をお届けできたら本望です。
  60周年イヤーの機会に、皆様ごいっしょに胸キュンに触れていただけたら幸いです。